自然エネルギーの町づくり 講演

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2011年11月09日

四万十川の源流域、高知県梼原(ゆすはら)町で自然エネルギーを生かした町づくりを進めた前町長の中越(なかごし)武義さん(68)が13日、徳島市で開かれるシンポジウムで講演する。森と共生する町の実践から「3・11」後の社会のあり方を考える。
 2009年まで12年間、梼原町長を務めた中越さんは、町内の風車で発電した電力を売り、その収益を他の自然エネルギー導入の財源にする仕組みを作った。森の間伐材を燃料に加工し、川の高低差を生かした小水力発電の電力を町内施設で利用。太陽光や地熱も活用し、人口3800人余りの町の財政を安定させた。
 シンポジウムは、吉野川源流の森を守る活動をしている「NPO法人里山の風景をつくる会」などが国際森林年を記念して企画。徳島市山城町の「アスティとくしま」で午後1時半から始まる。資料代500円が必要。問い合わせは同NPO事務局(088・655・1616)へ。

徳島新聞社


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