香川県高松市塩江町の山中で2日、地元の上西小児童と保護者ら約20人がツリーハウスづくりに取り組んだ。子どもたちはのこぎりで分厚い板材を切ったり柱を立てたりと、親子で力を合わせ作業に熱中。すてきな樹上の家をつくり上げた。
ツリーハウスづくりは東京のIT関連企業に勤務する塩江町出身の佐藤光伯さん(29)が、森で遊ぶことを通じ、子どもに持続可能な社会を学んでもらおうと発案。同社の渡辺剛至代表も賛同し、今年4月、上西生産森林組合から山林を借り受け、体験場を開設。7月には上西小児童らとデッキ部分を製作していた。
山で育つ原木の価値を損なわないように組み立てているのが特徴で、材料も間伐材などを使っている。子どもたちは指導を受けながら、デッキ上の小屋の柱を立て、壁板や屋根板などを丁寧に打ち付けていた。
小屋部分の組み立てに挑戦した上西小6年の山田崇太君(12)は「高い所での作業だったので、足元に注意して取り組んだ。みんなと力を合わせ、とてもうまくできたと思う」と話していた。児童たちは完成した自慢のツリーハウスを「上西ベース」と名付けた。
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