2011年9月15日
徳島県立三好高の森林環境コースの2年生9人と、三好市の障害者支援施設「箸蔵山荘」の職員らで作る「徒然博愛塾」(久保進塾長)のメンバーが14日、同市池田町州津の千尋衣(ちいろい)神社の裏山で、間伐材を利用した木道作りを始めた。
来春には、スギの間伐材を敷き詰めた約180メートルの遊歩道が完成する。
これまで、博愛塾のメンバーが、下草を刈ったり桜の木を植えたりして遊歩道の整備を進めていたが、三好高生が「地域貢献」の授業を活用して協力することになった。
この日は、同高の前田一樹さん(16)らが、木材を道幅に合わせて切りそろえ、太い針金で固定することなどの指導を久保塾長から受けた後、実際に作業を開始。間伐材の直径は20~30センチで、180メートルの遊歩道を作るのには相当の時間がかかるが、毎週水曜日の地域貢献の授業時に、木道作りに励み、桜の花が咲く頃には完成させたい、としている。前田さんは「初めての作業で難しいですが、完成が楽しみです」と話していた。
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