日本コカ・コーラ、森を守るメッセージを募集、1件で間伐材の鉛筆1本製作

2011年7月26日

 日本コカ・コーラは、森林保全を紹介する子供向けのウェブサイトで森や自然環境を守るメッセージを募集し、投稿されたメッセージ1件につき国際間伐材の鉛筆1本を製作する取り組みを始めた。間伐材の鉛筆は、環境保全活動を行う小学校に贈る。1年で10万件のメッセージ投稿と、10万本の鉛筆の贈呈を目標にする。

 ウェブサイトは、日本コカ・コーラと、各地域の清涼飲料製造・販売会社(ボトラー)12社が、水資源の保護を目的に「森に学ぼう」プロジェクトと題して2006年から展開する活動の一環として開設している。今回、その中で新たに「森にたくす手紙」と名付けたコーナーを設け、森や生き物、自然への思いを募ることにした。

 サイト上で書いたメッセージは木の実のアニメーションで表され、それを鳥が運んで地面に落とし、芽を出す仕掛け。共感した他のメッセージに「水をあげる」ボタンをクリックすると木々が成長する。森や自然を守る気持ちを共有するサイトを目指した。思いを鉛筆に託す、との意味から、メッセージの投稿数に合わせて国産間伐材の鉛筆を作る。

 サイトには、樹木の生育促進や土壌の健全化など間伐の作用を説明した森林保全の学習コーナーをはじめ、森についての知識を高められる情報を掲載。生物多様性の解説ページもある。日本コカ・コーラは森にたくす手紙を通じて子供たちに森林の重要性を知ってもらい、今後も環境保全に参加できる機会を提供する。(日経BP環境経営フォーラム)

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