2011年06月13日
ファインランドのエンジニアリング大手メッツォ(Metso)は、フィンランド西部ヴァーサ(Vaasa)に世界最大となる140メガワット規模のバイオマスガス化プラントを建設する。総工費は約46億円。2012年12月の稼動開始を目指す。
施設はフィンランドの電力会社Vaskiluodon Voimaが所有する石炭火力発電所に併設され、森林残渣などの木質バイオマスが主な燃料になる。完成後は、現在使用している石炭を最大で40%削減でき、年間23万トン以上の二酸化炭素(CO2)排出量を削減できると期待されている。
EU加盟国は2020年までにエネルギー消費の20%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げている。フィンランドはさらに高い38%まで引き上げる目標になっているが、すでに25%程度まで達している。
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