国内の大手家具メーカーのひとつであり近年はカリモク60など、
ライフスタイルに合わせた商品提案を行ってきたカリモク。
自社の新しい商品ラインは柳原照弘をディレクターに迎え、
国内外のデザイナーによるアイテム群を発表した。
私たちが注目するのは、造形だけではなく、その素材と挑み方。
プレスリリースの中に「日本国内の広葉樹間伐材を使用した
新ブランドです。社会問題を背景に持つ素材に正面から向き合い、
カリモクの培ってきた技術に支えられた新しい時代の
スタンダードを作ること」と記載があるように、
今回は素材の部分から社会との関わり方をメーカーが意識し、
挑んだプロジェクトであるという。
どうしても素材のストーリーを多く語りたくなるここ最近の
傾向のなかで、素材と素材が抱える問題に対して、強く無理に
語るのではなく、さらりと挑んだかのような軽やかな表現を
持っている。このアイテムたちは、今後の山や森の問題を
解決していくにあたっても、ひとつの解答方法を提示して
くれたように思える。
http://www.karimoku-newstandard.jp/
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