2011年02月18日
今や企業の環境に対する姿勢は、社会的貢献としてだけでなく、顧客や新入社員の獲得にも影響する重要な問題。どんな企業の環境イメージが良いと思われているのだろうか。
MM総研の調査によると、環境対策に力を入れていると感じる企業を尋ねたところ、トップは「トヨタ自動車」で36%と断トツ。2009年秋の調査に続いてのトップで、同社を挙げた理由としては「ハイブリッドカー(プリウス)を販売している」という声がほぼすべてを占めた。
2位は「省エネ製品を多く発売している」「エコナビ」「CMのイメージ」などの声があった「パナソニック」、3位は「森林、水資源の保全」「CMのイメージ」などの声があった「サントリー」だった。また、2009年秋の調査では11位だった「日産自動車」が6位に躍進。理由として「電気自動車の開発、発売」が多く挙がっており、2010年12月に発売した電気自動車「リーフ」の影響が大きいようだ。
環境対策に力を入れていると感じる企業(出典:MM総研)
環境対策に力を入れていると感じる企業を選んだ理由を聞くと、最も多かったのは「環境配慮型製品の開発に積極的だから」で67%。以下、「広告宣伝、自社ホームページで環境貢献をアピールしているから」が61%、「製品の生産過程において環境に配慮しているから」が37%、「植樹、森林、水質保護などの社会貢献活動に積極的だから」が32%で続いた。
ちなみに「広告宣伝、自社ホームページで環境貢献をアピールしているから」と答えた人に、その広告宣伝などを視聴した媒体を聞くと、「テレビCM」(63%)と「企業のホームページ」(51%)が上位、「テレビ番組」(35%)や「新聞の記事」(25%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は男女1094人(男性49.9%、女性50.1%)。調査期間は1月28日から2月1日。
タグ: 国内 :: IN JAPAN