【カンクン(メキシコ)時事】国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)の議長国メキシコ政府は9日までに、11月29日~12月10日の期間中に会議の運営によって排出される二酸化炭素(CO2)が約2万トンに上るとの試算を公表した。これについて同政府は、南部のオアハカ州の森林を保全することによって得られるCO2削減分を「排出枠」として地域から購入する形で埋め合わせるとしている。
COP16には200カ国近くから代表団ら約2万人が参加。環境・天然資源省によれば、人員輸送や通信設備、会議室の照明、空調管理、調理など進行に関わるすべての排出量を計算した。(2010/12/10-09:52)
<時事ドットコム(2010.12.10)>