徳島県内の林業現場で即戦力となる人材を育成する「とくしま林業アカデミー」の入学式が1日、徳島市川内町の徳島健康科学総合センターで開かれ、第1期の研修生11人が出席した。
運営する徳島森林づくり推進機構の理事長飯泉嘉門知事が、外国産材の輸入量が減少している現状を説明し「国産材を活用する新たな時代が幕を開けようとしている。確かな技術を身に付けてほしい」と激励した。
研修生を代表して末次優志さん(23)=藍住町勝瑞=が「即戦力として活躍できる知識や技術を習得します」と決意を述べた。
11人は全て男性(23~41歳)で、来年3月まで講義や県有林での実習に取り組み、林業機械の運転などに関する資格を取得。県内の各森林組合や林業関連企業への就業を目指す。
アカデミーは徳島の林業の活性化や成長産業化を目的に設けられた。
【写真説明】研修生を代表して決意を述べる末次さん=徳島市川内町の徳島健康科学総合センター