三好市と森林組合 災害時支援協定結ぶ 【徳島】

200_PGofBBXP徳島県三好市は27日、台風や大雪などの災害時に倒木除去をはじめとする復旧作業を迅速に進めるため、三好東部森林組合、三好西部森林組合と協定を結んだ。昨年12月の大雪や8月の台風11、12号の被害を教訓としたもので、県内の市町村が森林組合と災害時の支援協定を結ぶのは初めて。

協定では、災害発生時に組合員が山間部の被災状況を調べ、市に報告。市からの要請に基づき、技術者が重機やチェーンソーなどを使って倒木の撤去、運搬などを行う。災害時に確保できる機材や技術者の状況を、常に把握しておくことも盛り込んだ。

市役所で調印式があり、黒川征一市長と東部森林組合の木下正雄代表理事組合長、西部森林組合の西川兆八代表理事組合長が協定書に調印した。両組合長は「ライフラインを確保するため、惜しまず協力する」などと述べた。

【写真説明】協定書に調印する(手前右から)木下組合長、黒川市長、西川組合長=三好市役所

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