最新の林業機械、那賀高生が操作 担い手確保へ試乗会 【徳島】

200_8IUMDDZ那賀高校の生徒が22日、那賀町小仁宇の大塚製薬徳島ワジキ工場で行われた「2014最新林業機械 見学試乗会」を訪れ、重機の操作などを体験した。

キャリア教育の一環で、2、3年生約50人が参加。重機の操縦席に座ってレバーを握り、丸太を積み上げたり、切断したりした。

林業に従事する20~30代の男女4人によるトークショーもあり、現場の生の声を紹介。「間伐して暗かった森に光が差し込んだ時、自分のやった仕事を実感する」「作業の機械化が進んでおり、男女の差を感じることが少なくなっている」などと、林業の魅力を伝えた。

3年の福井一生君(17)は「大きな機械を動かす独特の感覚が楽しく、実際の仕事の様子も知ることができた。林業を進路の選択肢の一つにしたい」と話した。

見学試乗会は、機械化促進による林業生産性の向上や担い手確保などを目的に、木頭森林組合が開いた。23日まで。

【写真説明】重機の操作を体験する高校生=那賀町の大塚製薬徳島ワジキ工場

徳島新聞