森林浴をより効果的に 県森林公園で7月から独自企画【石川】

H20140427104石川県内初の森林セラピー基地に認定された津幡町の県森林公園で、森林浴に石川独自の内 容を加えた体験プログラムが、7月をめどに開始される。町森林セラピー推進協議会が、 ストレッチやフラワーアレンジメントなどをプラスした5種類を用意する。体験企画は5 時間を予定し、1チーム5人の少人数に限定。時間を掛けた手厚い指導で「癒やし」を存 分に味わってもらい、誘客にもつなげる。

森林セラピーは「癒やし」が科学的に実証された森林浴効果のこと。県森林公園は昨年 3月、NPO法人「森林セラピーソサエティ」(東京)が森林セラピー基地に認定。今月 29日にグランドオープンの式典がある。

体験企画では、健康効果が高い散策や運動法を指導する「森林セラピスト」が案内役を 務める。5人をセラピスト1人が担当し、園内の「セラピーロード」を散策し、心身をリ フレッシュしてもらう。

さらに、体験プログラムには「プラスワン」としてコーヒーの上手な入れ方のほか、ア ロマの香りがする木のプレートやハーブの鉢植えなどの制作、ストレッチを追加。香りや 彩りにこだわった地元食材中心の「セラピーディッシュ」も提供する。体験はいずれも有 料。

県森林公園に登録する森林セラピストは現在4人。受け入れ態勢を整えるため、町森林 セラピー推進協議会が独自に認定した「森の案内人」9人が森林セラピストの資格取得を 目指している。協議会は「癒やしをキーワードに体験企画を充実させたい」としている。

北國新聞