県産スギ間伐材しおりに変身 徳島大学生協が来月発売

学生とコラボレーションする活動って素敵ですね。


Q33Ugg9u徳島大学生協は8月2日、県産スギの間伐材を使い、学生がデザインしたしおり「もりのなかまたち」を発売する。環境保全と地域の活性化について考えるきっかけになれば、と企画した。製作は県内の障害者団体などが担当する。

 「もりのなかまたち」は、ウサギやタヌキ、クマなどの動物をかたどった5種類。紙のように薄い間伐材(縦10センチ、横15センチ、厚さ70ミクロン)を2枚合わせ、どの方向に曲げても折れにくいのが特徴。徳大生協のロゴマークを入れ、大学オリジナルグッズとして販売する。

 意匠を考えたのは、徳大生協学生委員会環境委員の田村里絵さん(19)=総合科学部人間文化学科2年、美馬市穴吹町三島。「しおりをきっかけに、県内の森林環境や障害者雇用などに関心を持ってもらいたい。県産スギの間伐材の良さも知って」と期待する。

 しおりは、徳大生協や三好市内の社会福祉法人三好やまなみ会などでつくる県産スギの利用促進団体「樹の紙いきいききらきらプロジェクト」が、障害者雇用や地域の活性化につながる商品を開発しようと企画した。三好市内の天然木突き板シート製造・販売会社ビッグウィルとやまなみ会が製造する。

 販売は徳大常三島、蔵本両キャンパスの購買で。1枚380円。
【写真説明】間伐材を使ったしおりとデザインした田村里絵さん=徳島大学常三島キャンパス
<徳島新聞Web(2010.7.29)>


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