冬の樹木の面白さ紹介 三木山森林公園【兵庫】

d_06613240色づいた葉が散り、何だか寂しい雰囲気が漂う冬の山。しかし、実がなっていたり、春に花や葉となる「冬芽」や葉が落ちた跡が面白い形をしていたり、冬の樹木ならではの楽しみ方もあるという。三木山森林公園(兵庫県三木市福井)で探してみた。

ウコギ科の「タカノツメ」は、冬芽の形がタカの爪に似ていることからこの名になったという。葉は黄色く色づき、落ち葉は湿気を含むとカラメルのような甘い香りを発する。マメ科の「ニセアカシア」は、葉が落ちた跡「葉痕」が特徴的。二つのとんがりがあり、中央のくぼみが顔を思わせることから、鬼や怪獣、はたまた鹿などの動物に見える‐ともいわれる。

ソヨゴやアズキナシ、カナメモチやクロガネモチは、実が赤く色づき、鳥がついばみに来ている。冬山は葉が落ちているので明るく、バードウオッチングにも最適だという。三木山森林公園TEL0794・83・6100

神戸新聞