“林業女子”頑張る 「音楽会」開き住民と交流 市原で森林整備1年余【千葉】

IP131028TAN000011000_0001_COBJ千葉県市原市東国吉地区で森林整備に取り組む女性グループ「林業女子会@東京」が27日、初の地域交流イベントを開いた。本格的な活動を始めて1年余り。日ごろお世話になっている地域住民らを音楽演奏などでおもてなし。楽しい“輪”が広がった。

「なえどこの森の音楽会」と題したイベントには、地域住民ら10人余りが参加。間伐材を使ったベンチで「女子会」メンバーによるクラリネット、バイオリン、コンガなどの演奏を聞いたほか、木の楽器づくりを一緒に楽しんだ。

女子会は2011年、森林づくりに興味を持ったメンバーが集まり結成。

活動に当たっては、08年から同地区の森林整備を担う自主組織「ふれあい千葉」(藤崎義雄代表)が全面支援する。

林業は基本的に男の世界。しかし「女子会」は10年に京大生らが「林業女子会@京都」結成以来、全国に広がる。国内林業の衰退、農村部の過疎で森林が荒れる中での“女性進出”は、林業振興に新たな視点をもたらすほか、担い手としての女性への期待さえ高まる

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