土留め柵作りで森林保全を体験、やどりき水源林でイベント/松田

2013年6月2日
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森林の保全活動などを体験する「緑のダム作りと森林癒やし体験」が1日、松田町寄のやどりき水源林で開催された。県内各地から参加した約40人が表土の流出防止に向けた柵を設置するなど、水源の森づくりに汗を流した。

 神奈川トヨタ自動車の主催。同社は1998年から県が取り組む「かながわ森林再生50年構想」に協力し、同地区の水源林で毎年初夏と秋の年2回、間伐や土留め柵作りなどの体験イベントを行っている。

 土留め柵作りは同水源林の間伐材を活用し、水源林内に設けられた周遊コースの土手に沿って約20メートルにわたり設置。男性参加者は木づちでくいを打ち込むなど「力仕事」を体験した。その後は滝の近くで水しぶきを浴びたり、サンショウなどの植物の香りを楽しんだりして、自然を満喫した。

 開成町から訪れた建設会社経営の関田充男さん(43)は「水源林を守ってくれている人の苦労が分かった。自分でできることは協力したい」と、充実した様子だった。

 2日にも同様のイベントが開催される。

カナロコ


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