豊前市が森林セラピー基地に 北九州・京築で初

2013年4月11日

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豊前市は、癒やしやリラックス効果がある森林が整備されているとして、NPO法人「森林セラピーソサエティ」(東京)から「森林セラピー基地」に認定されたと発表した。認定は、うきは市、八女市、篠栗町に続き県内4カ所目。北九州・京築地区では初めて。

 森林セラピーは、森林浴などで心身の健康維持や増進を目指す取り組み。同NPOは、森林環境が整備され、リラックス効果などが科学的に実証された地域を「森林セラピー基地」に認定している。

 豊前市では、市域(約111平方キロ)の70%を森林が占める特徴を生かし、地域おこしにつなげようと昨年1月、同NPOに申請した。昨年9月の専門家による現地調査では、山間部と市街地に人を配置。心電図の分析や血圧、脈拍数の測定などを行う実証実験で、森林セラピーの効果が確認され、3月下旬に認定が決まった。

 市では、求菩提(くぼて)山(782メートル)の史跡を巡るコースなど三つの「セラピーロード」(2キロ~4キロ)を設置し、案内板や手すりなどを整備する予定。地元産の食材にこだわった「セラピー弁当」や温泉などを活活用した健康増進プログラムの開発、道案内役のガイドの育成に取り組み、来年度中のオープンを目指す。

西日本新聞


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