雑木間伐・巣箱かけ:里山のすばらしさ知る 柳井・日積小の児童が体験 /山口

2013年02月09日

間伐02~1

柳井市日積の市立日積小(吉田博校長)の4年生9人が8日、地元の森林で雑木の間伐や鳥の巣箱かけを体験した。

 地域の自然の豊かさを知り、山の文化に親しんでもらうのが目的で、今年で5回目。児童たちは間伐の効用を学んだ後、ノコギリで約30本の雑木を切っていった。林業研究グループ「柳井ふれあい森の会」(山重義則会長)の会員8人がマンツーマンで指導し、「腰を落としてしっかり引いて」などと声をかけていた。

 その後、ハシゴに登り、自分で作った名前入りの巣箱を木にかけた。周辺には、シジュウカラやヤマガラなどが生息しているという。児童らは5年生になると、巣ができているか確かめる。中元野乃花(ののか)さん(10)は「高いところでドキドキしたけど、楽しかった。巣箱を開けて鳥が入っていたらうれしい」とにっこり。山重さんは「子どもたちに里山のすばらしさを伝えていきたい」と話した。

 同校は今年度から、県の愛鳥モデル校に指定されている。【小中真樹雄】

 

毎日新聞 


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