間伐材でベンチ作り 富山で親子9組体験

2012年10月29日

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富山市内で出た間伐材でベンチとオーナメント(装飾品)を作るワークショップが二十八日、同市総曲輪の富山まちなか研究室MAG.netで開かれた。

 ワークショップは、市の中心市街地を盛り上げるため、学生たちにアイデアを募った「学生まちづくりコンペティション」で、富山大芸術文化学部の学生が提案。募集した第三セクター会社「まちづくりとやま」と学生らが共催し、市内の親子九組が参加した。

 ベンチ作りは、事前に学生たちが組み立てたものにやすりをかけ、黒板のようになる塗料を塗った。ベンチは、十一月中旬に総曲輪通り商店街にある店の前に置き、塗料を塗った部分には置いた店の特徴やメニューなどを書いてもらうという。

 オーナメントは、横四十センチ、縦十センチの間伐材を使用。子どもたちはチョークで絵を描いたり、ドングリやビーズをつけたりして、オリジナルのオーナメント作りに熱中していた。完成したオーナメントは商店街の一部の店でクーポンとして使える。

 参加した富山市熊野小学校三年の古田結理奈さん(9つ)は「オーナメントを持って、本屋で漫画を買いたい」と話した。 (広田和也)

富山新聞


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