住友林業、樹木育種センターに環境制御型の苗木生産施設を開設、通年出荷が可能

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日経BP環2012.5.22 日経BP環境経営フォーラム
住友林業は宮崎県日向市の東郷苗畑に、ビニールハウスで苗木を育苗する施設「環境制御型苗木生産施設」を開設した。苗木専用の植物工場で、施設は温室2棟と作業棟1棟で構成されている。

 苗畑での露地育苗は植栽時期が春先に限定されるため、同社の東郷苗畑では、年間で約7万の苗木生産が限界だった。

 しかし、ハウスだと温度・湿度管理ができるため、厳冬期を除いた通年植栽が可能となり、大幅な増産と生産コスト圧縮が図れるという。

 また、従来の露地育苗に比べ3倍近い苗木生産が可能になり、同社は東郷苗畑だけで年間約20万本の苗木生産を見込んでいる。

 住友林業は、全国各地に約4万3000ヘクタールの社有林を保有している。これは国土の900分の1に達する広さだ。同社は国内有数の山林所有者でもある。

 この豊富な山林資源を活かし、川上から川下までの林業を展開しているのが同社の特徴だ。どんな会社なのか、キャリコネに寄せられた口コミから、さっそく見てみよう。


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