皇太子さま 「恩賜林」式典に

11月13日
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皇太子さまは、入院中の天皇陛下に代わって、13日、甲府市を訪れ、明治天皇が水害からの復興支援のため、所有する「恩賜林」と呼ばれる森林を、山梨県に贈ってから100周年を迎えたのを記念する式典に臨まれました。
この森林は、明治44年に明治天皇が、水害が相次いでいた山梨県を支援しようと贈ったもので、16万ヘクタール余りあり、山梨県の総面積のおよそ3分の1にあたります。森林が贈られてことしで100周年を迎えたのを記念する式典が甲府市で開かれ、天皇陛下の入院のため出席をとりやめた天皇皇后両陛下に代わって、皇太子さまが出席されました。皇太子さまは、県や林業の関係者などおよそ1800人を前に、「これからも、この恩賜林が『人々のための森林』として、大切に守り育てられることを願います」と、天皇陛下のおことばを伝えられました。この森林は、土砂災害を防ぐ保安林として活用されたり、林業に役立てられたりしているほか、公園など県民の憩いの場にもなっているということです。式典では、長年、森林の保全や管理にあたってきた人たちが表彰を受けたあと、子供たちが豊かな森林を守り育てていくことを宣言し、皇太子さまも拍手をおくられていました。

NHKニュース


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