2団体に「四国山の日賞」 美馬市のみまもり隊と木頭中学校

2011/10/6
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四国森林20+ 件管理局が森林整備や啓発活動に取り組む団体を表彰する「四国山の日賞」に、徳島県から美馬市の「みま薪(まき)ネットワーク みまもり隊」と那賀町の木頭中学校が選ばれた。29日に高松市で表彰される。

 みまもり隊は木材の利用推進部門で受賞した。2008年に発足し、旧美馬郡内の林業や建築関係者6人で構成。県西部の山林で放置されている広葉樹を薪として商品化しているほか、野菜も育てられる木製プランター「移動ばたけ」を開発した。

 森林についての広報活動も積極的に行い、11年には美馬市内で林業イベント「みまウッディカーニバル」を初めて開いた。地域の特色を生かした活動に取り組んでいることが評価された。

 木頭中が受賞したのは森林環境教育活動の推進部門。約30年前から古里の主要産業である林業を学ぶ目的で、那賀町木頭和無田の学校林で間伐実習を行っている。

 10年度には、郷土を愛する心をはぐくむ授業「ふるさと学習」の一環として全生徒32人が育苗から植樹、育樹、間伐までの一連の作業を体験した。審査では、長年の取り組みに加え、シカの食害対策として、自分たちが植えた木や自生している木をネットで保護する活動も認められた。

 四国山の日賞は06年から実施。11年は四国四県から10団体の応募があり、6団体が受賞した。

【写真説明】みまもり隊が開いた「みまウッディカーニバル」で木工品を作る子ども=4月、美馬市穴吹町

徳島新聞社


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