国の森林整備事業を3年延長、拡充 農水政務官、知事らに方針示す

2011/10/08
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森本哲生農林水産政務官らは7日、本年度で期限切れとなる「森林整備加速化・林業再生事業」の3年延長と拡充の方針を明らかにした。佐竹敬久知事らの陳情に対し答えた。3次補正予算案に盛り込まれる見通し。

 森本政務官は「1300億円ぐらいまで、何とか確保する約束を取り付けている」と述べた。同事業は、2009年度から3年間の基金事業として始めた国の経済対策。事業対象は作業道の敷設や間伐の機械化、木材加工施設整備、木質バイオマス施設整備などで当初規模は1238億円。10年度に155億円を積み増し1393億円となった。本県分の基金は44億4千万円。

 事業の延長や拡充をめぐっては、今年7月に秋田市で開かれた全国知事会議で、本県など東北6県知事が「共同アピール」として提案し、全会一致で採択された。

 佐竹知事は県林業協会会長の津谷永光北秋田市長や森林・木材関係団体の代表者ら5人で、農林水産省を訪問。林野庁の皆川芳嗣長官も「(09年度の)前回より多い額で延長することになる。東北から(共同アピールを)発信してもらい大変ありがたい」と述べた。

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