サラワクの南洋木材伐採が減少、日本からは注文増

2011年05月02日

サラワク州における南洋木材伐採が1~3月期は減少した。バクン水力発電所ダム工事で水没する地域の林道が使用可能になったためだ。水位が一定以上になれば平底船を利用し木材を輸送できるので、生産量は回復する見通しだ。一方、日本の東北地方からの引き合いが増加している。

1~3月の丸太生産量は前年同期比28%減の181万立方メートル。ダムでの貯水は昨年10月に開始された。水没する面積は690平方キロで、シンガポールとほぼ同じ。

同期間の州の丸太輸出量は27%減の78万3,800立方メートル。輸出価格は15%増の立方メートル当たり559リンギ(約1万5,286円)で、供給不足を反映した。

対日輸出は36%減の5万1,800立方メートル(2,870万リンギ(約7億8,482万円)相当)だったが、東日本大震災の復興需要で注文が増加している。 州最大の輸出市場はインドで、50万6,000立方メートルを同期間、輸出した。

マレーシアナビBBng


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