ミニストップ、国産FSC認証材を使った太陽光発電付き店舗を開設

 ミニストップは、森林管理協議会(FSC)認証の国産材を100%使った木造建築の店舗を浜松市に2011年2月に開設する。太陽光発電システムや直管型のLED(発光ダイオード)蛍光灯も導入する。太陽光発電装置がある国産FSC認証材100%の木造店舗は業界で初めてという。同市には別の省エネ型店が11月19日に開店している。

 FSCは、森林環境保全に配慮し、継続可能な形で生産された木材を認証する国際的な非営利組織。認証材を使うことで森林保全につながる。FSC認証の木材でできた建物の中でも、国産材100%は珍しいという。ミニストップはFSC認証の国産材店舗を2009年から展開し、年間20店舗以上を計画しているが、太陽光発電装置があるのは今回が初めて。

 大和ハウス工業が事業主となる「コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業」に参加して設置する。このモデル事業でまず、環境配慮型店舗として浜松市浜北区に浜松新原店を開店した。太陽光発電システム、直管型LED蛍光灯のほか、エネルギーマネジメントシステムでのデータ分析と運営・設備改善によって年間電力消費量を、店舗全体の8.5%にあたる1万5000kWh削減する。

 2011年2月にオープンするのはこのモデル事業と、FSC認証の国産材100%の木造建築を組み合わせた店舗。従来のFSC認証国産材店以上に環境に配慮していることが特長となる。ミニストップは今後、モデル事業による省エネ型店の出店を推進するとともに、FSC認証材を合わせた形の店舗展開を進めていく考え。(日経BP環境経営フォーラム)
<ECO JAPAN(2010.11.26)>


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